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今年のフォーラム

Osaki Midori Forum in Tottori

        
          第9回
  尾崎翠フォーラム in 鳥取2009
         =ご案内=

〔日 時〕 7月11日(土)14:00〜17:30  翠文学散歩ツアー
       7月12日(日)13:30〜16:40  朗読・講演・映画
〔場 所〕 県民文化会館(とりぎん文化会館) 第1会議室ほか


      ◆寺田操さんの講演◆

「尾崎翠と金子みすゞ−都市文学とモダニズム−」
に寄せて

                         北川 扶生子
                

 第9回目を迎える今年の尾崎翠フォーラムでは、詩人で文
芸評論家の寺田操氏をお迎えし、「尾崎翠と金子みすゞ−都
市文学とモダニズム」と題する講演が企画されている。
 寺田氏は近年、1920年代から30年代の文学の研究に
力を入れておられ、すでに『金子みすずと尾崎翠−1920・3
0年代の詩人たち』(2000年2月)および『都市文学と少女たち
−尾崎翠・金子みすず・林芙美子を歩く』(2004年6月、ともに
白地社)の二著を刊行されている。
 これらの著書で明らかになるのは、モダニズム期のさまざま
な作家・詩人たちの、密接なつながりだ。たとえば、芙美子や
みすゞや翠にとっての、雑誌や映画館の意味が明らかにされ
る一方で、都市空間がいかに体験されたか、土地の移動がど
んな意味を持ったのかが論じられる。
 メディアや都市空間だけでなく、詩のモチーフも重要な比較
の切り口である。たとえば、 ともにカラスを歌った宮沢賢治、
西条八十、金子みすゞ、尾崎翠、林芙美子の比較などが、自
在になされる。
 しかし、氏はこれらの該博な知識を、決してひけらかすこと
はない。寺田氏の本を読む喜びのひとつは、氏のやわらかい
語り口を通して、遠く隔たった時代を生きた文学者たちの生
涯や作品、そして彼等が生きた時代の空気を、生き生きと追
体験できるところにあるのではないか。
 露店を出している母を残して映画を見に行った芙美子が、
突然の雨にあわてて戻る『放浪記』(1930年)の一場面を語る
部分は、まるで映画のように鮮やかだ。尾崎翠の初期小品
「青いくし」(1914年)をめぐって語られる、料理が魔法のよう
に見えた子供時代や、増殖する櫛のイメージ。氏の手にかか
ると、モノクロ画面がカラーに変わるように、作品の言葉がリ
アルに立ち上げってくる。
 作品との出会いの体験を重視する氏の姿勢の魅力は、作
家が生まれ育った土地を実際に訪れて書かれた『都市文学
と少女たち』にもよく現れている。金子みすゞが育った山口県
仙崎から、対岸の青海島への移動が「越境」の意味を持った
こと。翠が語る、山陰の空が与える独特の情調。作家の感性
がはぐくまれた土地に足を運び、そこで自分自身の五感に訪
れた一度きりの体験から、作品の世界を解きほぐしてゆく。読
者は著者とともに旅をして、その土地の空気やにおいや光を
感じる、幸福な時間を与えられる。
 それでいて、氏は決して感傷的にはならない。暖かく行き届
いた理解を示し、作家たちの気持ちに寄り添いながらも、穏や
かな距離感は失われない。寺田氏を通して、尾崎翠と金子み
すゞ、そして彼女らが生きた時代の空気に触れることができる
のを心から楽しみにしている。

       (鳥取大学地域学部准教授、日本近代文学)

(お問い合せ・参加申込み先)

  尾崎翠フォーラム実行委員会
    〒680−0851 鳥取市大杙26 土井淑平気付
  
  (TEL・FAX) 0857−27−7369
    (Eメール)  manager@osaki-midori.gr.jp

 チラシ・チケットは4月20にできます。メールで参加申込み
をされる方は、4月20日以降、氏名・住所・電話番号・メールア
ドレスを明記のうえ、上記のEメール・アドレスに連絡して下さい。
折り返しチケット・郵便払込み用紙・資料をお届けします。