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編集後記

Osaki Midori Forum in Tottori

 

◆心は早くも来年の10周年記念大会◆

○・・・フォーラムが終わったあと 、 半年近くかけて報告
集の編集作業に取り組み、やっと仕上がってひと通り発
送が終わったと思ったら 、 もう年末ギリギリとなってい
ました。社長兼小使いの零細企業さながら、少人数のフ
ォーラムの代表も雑用係りを兼務しており 、 しかも自分
自身の仕事や私事の雑用に追われているため、まさに
貧乏閑なしの状況です。
○・・・今年のフォーラムの目玉は寺田操さんの講演で、
尾崎翠と金子みすゞを比較しつつ、2人を育んだ海辺の
風景に始まり、 ふるさとからモダン都市に越境・移動し、
それぞれ独特の都市モダニズムの文学をつくりあげた、
2人の女性作家の同時代性を鮮やかに浮かび上がら
せる内容でした。
○・・・今年は河出書房新社の『第七官界彷徨』『道の手
帖 尾崎翠』、全日空『翼の王国』の尾崎翠特集、 日大
藝術学部の 『江古田文学』 の尾崎翠と林芙美子特集 、
日出山陽子さんの『尾崎翠への旅』など、尾崎翠関連の
出版物が相次ぎました。3月に東京で開催された「尾崎
翠の新世紀 ― 第七官界への招待 ― 」 でも感じました
が、若い世代の間に新しい読者が広がっているようです。
○・・・さて、いよいよ来年は尾崎翠フォーラムの10周年
です。 7月3日 (土) と 4日(日) の2日連続で記念大
会を組み、これから準備に取りかかりますが、 10周年
にふさわしい多彩で充実した催しにしたいと考えていま
す。引き続きのご支援をよろしくお願いします。
              
   (2009年12月30日、土井淑平記)         

◆都市モダニズム再考とチャップリン映画再見◆

○・・・去る3月27、28日に東京の日本近代文学館で行な
われたシンポジウム「尾崎翠の新世紀」は、おそらく尾崎
翠をめぐる東京で初めての文学的催しで、内容的にも非
常に意義あるものでした。参加者を応募してまもなく定員
に達し、募集を締め切ったそうですが、実際当日の会場
は若い世代や女性を中心に満員で、尾崎翠への関心の
高さを伺わせるものでした。近年の尾崎翠の再評価の動
きにとっても新しい一歩になったと思います。
○・・・さて、わたしたちの「尾崎翠フォーラム・in・鳥取」は、
今年ではや9回目。地元鳥取のひまわりの会の杣和代さ
んによる尾崎翠「花束」の朗読に続いて、詩人の寺田操
さんの講演「尾崎翠と金子みすゞ ― 都市文学とモダニズ
ム」、並びに、「チャップリンの移民」「チャップリンの珍カル
メン」(音声/澤登翠、16ミリ)の上映を企画しました。
○・・・寺田操さんは 『金子みすゞと尾崎翠 ― 1920・30
年代の詩人たち』『都市文学と少女たち ― 尾崎翠・金子
みすゞ・林芙美子を歩く』(いずれも白地社)で、大正から
昭和初期の都市モダニズム期の時代と文学の密接なつ
ながりに注目しています。今回の講演でも1920年代から
30年代の社会・世相と文学思潮をていねいに辿りながら、
尾崎翠と金子みすゞの作品に表出されたモダン都市の姿
を明るみに出し、この2人の作家の同時代性と特質に光
を当てるものと期待しています。
○・・・尾崎翠がチャップリンの熱烈なファンであることは周
知の通りです。かの女の「映画漫想」のチャップリン論は、
たとえば「杖と帽子」という「持ち物」に着目した卓抜な、あ
えていえばウルトラ・モダーンなエッセーでした。イラク戦争
や金融危機で世界を震撼させているアメリカはもともと移民
国家で、自由の女神の足下の移民の不自由を皮肉る「チ
ャップリンの移民」などは、米超大国の出自を知るうえでま
さにアップ・ツー・デイトな作品ではないでしょうか。
           
 (2009年4月5日、土井淑平記)