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今年のフォーラム

Osaki Midori Forum in Tottori

        
          第9回
  尾崎翠フォーラム in 鳥取2009
         =ご案内=

〔日 時〕 7月11日(土)14:00〜17:30  翠文学散歩ツアー
       7月12日(日)13:30〜16:40  朗読・講演・映画
〔場 所〕 県民文化会館(とりぎん文化会館) 第1会議室ほか


      ◆チャップリン映画2作◆

 「チャップリンの移民」「チャップリンの珍カルメン」
 に寄せて

                        山口哲史

 数年前、図書館で読んだ 『日本の名随筆別巻5映画』 が、
尾崎翠との邂逅であった。池波正太郎、尾崎翠、谷崎潤一
郎、笠智衆、植草甚一、双葉十三郎、山田宏一、三島由紀
夫、高野悦子…。目次にさらっと目を通すと、日本を代表す
る文豪から、映画ファンには感慨深い映画評論家など、各
界を代表する識者が、映画についての四方山話を展開し
ていることに驚く。責任編集は、あの淀川長治である。
 映画において、おそらく日本でもっとも造詣が深いとされる
映画評論家、とりわけチャップリンについてもっとも卓越した
研究者であった氏が、チャップリンについてのエッセイに尾
崎翠の「映画漫想(二)」を選んだことが興味深い。本には、
この選考について、いっさい触れておらず、その真意を確か
めることはできないが、このたびの尾崎翠フォーラムで、「チ
ャップリンの珍カルメン」、「チャップリンの移民」の二種を上
映するとの旨を伺い、尾崎翠とチャップリンの関係が、解き
明かされることを大いに期待している。

  「チャップリンの珍カルメン」(1915年製作)については、エ
ッサネイ社時代の最後の作品でかつ同社の最も有名な作品
であり、当時流行していたカルメンをパロディー化したものであ
る。同時代に、セシル・B・デミル監督がジェラルディン・ファー
ラー主演で、又、ラオール・ウォルシュ監督がセダ・バラ主演で
それぞれカルメンを撮っていることから、当時のハリウッドでい
かにカルメンが流行っていたかが分かる。
 オリジナルのカルメンでは、密輸を取り締まる将校ドン・ホセ
と泥棒団の頭領 リラス・パスターの手先となった美しい娘、 カ
ルメンとの愛を描いた悲恋劇であるが、逆説の天才、チャップ
リンは、悲しみを笑いへと転化することに見事に成功した。喜
劇が悲劇に勝ることが、こ
れ一本で証明される。

  「チャップリンの移民」(1917年製作)においては、『霊泉』に
つぐミューチュアル社在籍 11本目の作品であり、 映画史上の
傑作短編として名高い。この作品を観るにあたり、1917年当時、
第一次世界大戦の勃発によりヨーロッパからの難民が大量に
アメリカに流入してきた事に端を発して、危機感を抱いた米政
府が、移民制限法を成立させたことを念頭に置きたい。
 長い船旅の終わりに見える、自由の女神。それを前にして、
喜びに沸き上がる難民を、無情にもロープで縛りつけるシーン
などに見られる、社会的弱者に対する政府の冷徹さ。自由の
中の不自由さを批判するチャップリンの諧謔、そして貧しき者
に対する温かい眼を感じて欲しい。チャップリンは、愛の作家
であると同時に飢えの作家でもある。子供時分の貧困が、チ
ャップリンの愛を育てた。そのことが存分に発揮された本作で
ある。
 以上が、私なりのチャップリン感ではあるが、チャップリンの
心奥は、やはり尾崎翠に任せたい。

          (とっとりフィルムコミッション運営スタッフ)

(注)「チャップリンの移民」「チャップリンの珍カルメン」は、澤
登翠さんの活弁付き16ミリ・フィルムの上映です。

(お問い合せ・参加申込み先)

  尾崎翠フォーラム実行委員会
    〒680−0851 鳥取市大杙26 土井淑平気付
  
  (TEL・FAX) 0857−27−7369
    (Eメール)  manager@osaki-midori.gr.jp

 チラシ・チケットは4月20にできます。メールで参加申込み
をされる方は、4月20日以降、氏名・住所・電話番号・メールア
ドレスを明記のうえ、上記のEメール・アドレスに連絡して下さい。
折り返しチケット・郵便払込み用紙・資料をお届けします。