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過去の関連(鳥取)
◆生田春月の講演とシンポジウム◆
とっとりの文学探訪
「故郷・米子を愛した詩人 生田春月」
(2004年9月18日)
鳥取県文化観光局振興課
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1 生田春月
(明治25年−昭和5年/詩人・鳥取県米子市出身)
生田春月は、大正期に活躍した感傷詩人として知られる。大正
6年に出版した第一詩集「霊魂 の秋」(新潮社)はたちまち版を重
ね、翌年の第二詩集「感傷の春」(新潮社)で、その地位を確立した。
また、翻訳家(ドイツ文学を中心にロシア・英米文学と幅広い)、評
論家等さまざまな側面ももっており、特にハインリッヒ・ハイネの研
究に注力し全詩集を翻訳・紹介したことは 大きな功績である。
当時の文壇においては傍流的な位置にあったものの、文芸雑
誌「文章倶楽部」(新潮社)誌上で行われた私淑文士投票(読者に
よる人気投票)において、大正9〜12年には当時絶大な人気を誇
っていた夏目漱石を抑え第1位を獲得した期間もあるなど、流行詩
人として一世を風靡した。 親友であった荻原朔太郎からは「日本
詩壇の燈台」と称賛されている。
昭和5年5月、鳥取市の自由社主催による文芸思潮講座に招
聘されていたが、これに参加することなく、別府行きの汽船「すみ
れまる菫丸」から播磨灘に投身、38歳で自ら命を絶った。
2 事業内容
(1)シンポジウム
【開催日】 平成16年9月18日(土)午後1時15分〜4時30分
【場 所】
米子市文化ホール(イベントホール)
【内 容】
◇基調講演
講 師:森まゆみさん
(作家、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」編集人)
演 題:「生田春月ってどんな人」
◇パネルディスカッション
テ ー マ :「故郷・米子を愛した詩人
生田春月」
コーディネーター :西尾肇さん(鳥取市民図書館副館長)
パネリスト :森まゆみさん
武田信明さん(島根大学法文学部教授)
上田京子さん(米子市立図書館統括司書)
(2)ゆかりの地ツアー
【開催日】 平成16年9月19日(日)午後1時〜4時
【内 容】 春月ゆかりの地を巡るバスツアー
【行 程】 午後1時 米子市立図書館前集合
→旧明道小学校前、法城寺、旧日野橋、皆生海浜公園、
尾高町など
午後4時 米子市立図書館着
(3)資料展示
【期 間】 平成16年9月12日(日)〜19日(日)
【場 所】 米子市立図書館(大会議室)
【内 容】 米子市立図書館の収蔵品を中心に展示
3 問い合わせ先
鳥取県文化観光局振興課
【電 話】(0857)26−7843
【FAX】(0857)26−8132
【電子メール】shinkou@pref.tottori.jp
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