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編集後記 2002

Osaki Midori Forum in Tottori

 

◆第2回フォーラムの報告集◆

○ …予定よりやや遅れましたが、今年の尾崎翠フォーラムの報告集を12月15日に発行する運びとなりました。内容は新刊案内の目次で紹介した通り、メインの企画だった講演・トーク・パネルディスカッションの詳細な記録、翠研究者の石原深予さんと森澤夕子さんの寄稿論文、石原さんと佐々木孝文さんによる翠関連の新資料についての報告、遠くロサンゼルスや北海道をはじめ各地からの参加者の声、など多彩な内容で読み応えのあるものになったと思います。この場を借りてご出演・ご寄稿下さった皆様に感謝申し上げる次第です。
○ …山崎邦紀さんのホームページの尾崎翠論の文献リストにも出てくるように、林あまりさんにはすでに尾崎翠の短歌を取り上げた「グッバイ、センチナウタヨミ―尾崎翠、歌のわかれ―」という卓抜なエッセイがありますが、今回の講演「尾崎翠の小宇宙―短歌と少女小説―」はこれに関連する論点に加えて、翠の少女小説の独特な読みを示されたものです。その林さんとのトークでは、新たな翠ブームの火つけ役となった浜野佐知さんの軽快な語りから、映画づくりの情熱と苦心が読者に熱っぽく伝わってきます。
○ …山崎邦紀・井上嘉明・石原深予・森澤夕子の4氏によるパネルディスカッション「尾崎翠の見た夢は…」は、これまでの翠論では周縁のテーマとみなされてきた詩・散文・短歌・映画シナリオを、それぞれ正面の課題として取り上げた興味深い討論です。時間の制約の関係で語り尽くせなかった論点については、石原さんが寄稿「尾崎翠と和歌・短歌―『こほろぎ嬢』を中心に―」で、また森澤さんも寄稿「『琉璃玉の耳輪』と変身について」でくわしく展開されています。いずれもそれ自体で価値のある翠研究の一成果といえるもので、このような貴重な論考を寄せていただき、フォーラムをやったよかったとの思いを強くしています。
○ …尾崎翠フォーラムは今後も息長く継続していく方針です。とくに来年は尾崎翠の33回忌に当たる年でもあり、それにふさわしい有意義かつ魅力的な企画を ― と考えているところです。年末のフォーラム実行委員会で議論し、新年明けには企画の方向づけをして、初春にはこのホームページ誌上で皆様に案内する予定です。来年夏、尾崎翠のふるさと鳥取でお会いしましょう!
★ ホームページの構成を変更しました。

(土井淑平、12月20日記)

 

◆第2回尾崎翠フォーラムを終えて◆

○ …今年で第2回目の『尾崎翠フォーラム・in・鳥取2002』を無事終え、なるべく早目に各人に分担してもらって抄録を載せたいと願いつつ、それぞれたまっていた仕事に追われて思うにまかせず、あまりの猛暑による編集者や執筆者の気力や体力の減退も手伝って、ホームページへの入力が遅れてしまいました。かくいうわたし自身もフォーラム直後にダウン、8月下旬にもう一度ダウンしましたが、これは猛暑のせいにばかりでなく、飲みすぎと過労が原因の自業自得の所産です。しかし、なお厳しい残暑のなか気を取り直して、11月末刊を目標にフォーラム報告集の編集・制作の作業に着手したところです。
○ …今回のフォーラムでは、尾崎翠の少女小説の特徴や若い頃から短歌に親しんできた翠の歌との別れなどをめぐって、自ら歌人として制作の心に深く通じた林あまりさんから、非常に興味深いお話を聴くことができました。初期の短歌・詩・散文のほか中後期の映画シナリオなどを取り上げたパネルディスカッションともども、これまであまり論じてこられなかった翠のテクストにアプローチしていく一歩になったかと思います。フォーラムを前に石原深予さん発掘の尾崎翠の新資料も発表させていただきました。
○ …ところで、このフォーラムが浜野佐知監督・山崎邦紀脚本の映画『尾崎翠を探して―第七官界彷徨』の衝撃波の1つであることはすでに書いた通りですが、林さんとのトークで浜野節ともいうべき才気煥発で意気軒昂な語りを聴いて胸のつかえが下りた方も少なくないでしょう。イタリアのトリノ国際女性映画祭で準グランプリを獲得した次作の『百合祭』は、いまカナダのモントリオール世界映画祭にかかっている頃で、秋には台湾や米国でも上映が予定されています。かくして浜野・山崎組の怪速列車??、止まることを知らず驀進中!!の感があります。
○ …今年の『尾崎翠フォーラム・in・鳥取2002』の冒頭の挨拶でも報告したように、フォーラムを前にわたしたちにもなじみの2人の翠研究者が亡くなられました。1人は浜野監督の映画にも登場された矢川澄子さん、もう1人は映画のパンフレットに寄稿されている塚本靖代さんです。とくに、塚本さんは昨年のフォーラムのフェミニズム分科会のパネラーとして、ガンとの闘病中の身を押して参加下さり、その情熱と行動力にわたしたち自身が励まされたあとだけに、大きなショックを受けました。謹んでご冥福をお祈りするとともに、塚本さんのご遺志と出色の尾崎翠論に学びつつ、来年以降もフォーラムを継続していこうと決意を新たにしています。        

(土井淑平、8月31日記)